キモノボードは、日本の民族衣装の、着物や帯の柄の素敵な部分を生かした "アート"作品です。
役目を終えた着物、眠ったままの反物、時には現代の作家さんによって生み出された新しい布、そうした一枚一枚と向き合い、布に刻まれた想いや美しさを、現代の空間に合うかたちでリデザインしています。
日本の着物には、古今東西の美意識──、
四季を愛でる心──、
吉祥の願いが込められた柄も数多く存在します。
それらは単なる模様ではなく、時代を超えて伝えられてきた"文化の記憶"ともいえるもの。
私は、その中の、感性に合う部分をキリトリ
アートとして未来につなぐ道を作りたいと考えました。
これは、アートなので、貴方の感性に合うキリトリで、貴方のアートにもなるものなのです。
今、着物は急速に日常から姿を消しつつあります。 少子高齢化やライフスタイルの変化により、多くの着物が着られることなく手放され、処分されています。 譲り受けた反物の行き場がわからず、誰にも見られないまま眠っている──
そんな声もよく聞きます。
眠るタンス在庫 家庭には約 3,000万点、金額にして 8兆円相当 の着物がまだ眠っているとされています。その一方、買取後の着物は約9割が廃棄処分され、市場に出るのは1割のみなのだとか 。
年間廃棄量着物を含む衣類全体では、50万トン以上が廃棄され、そのうち約68%が可燃・不燃ゴミとして処分されています (Yahoo!ニュース調べ)。着物単体では正確な数はないものの、「年間100万枚以上の着物が廃棄されている」その現状を踏まえると、その中には、すばらしい日本のARTがうずもれたまま消えていったのかと思うと、悲しくて動かずにはいられません。
タンスの中にあるものは、そこにいるあなたにしか気づいてもらえません。
だから、そこにいる あ な た に気づいていただきたいのです!!
キモノボードは、そうした「美しいのに行き場のない布たち」に、"もう一度、命を吹き込むアート"です。 柄の意味や歴史を読み取りながら、現代の空間や暮らしに溶け込むかたちで、再び光をあてていきます。 着物を単に"残す"だけでなく、"生かす"という選択肢。
それがキモノボードの役割であり、これからも大切にしていきたい挑戦です。
着物を着る、着物を切る簡単に活かし方だけの違いでは語れない 奥深い部分があります、それは仕立てた方の想いこれはもう、価値観の違いに関わったてくるもの。ここにはいつも繊細に関わっていたいと思っています。
キモノボードの核でもある、柄については、その柄の魅力がもっとも映えるよう、柄の選定、構図、取り方、パネルサイズに至るまで一つひとつ丁寧に仕立てます。
また、オーダーであれば、お客様としっかりとキリトリ部分をご相談をさせていただいています。
これを飾ることで空間が引き締まり、同時に日本の美しさへのまなざしを思い出させてくれる、そんな存在でありたいと願いながら制作しています。
また、"古いもの"だけでなく、"新しい表現"のものも同じように価値があると私は考えます。 だからこそ、現代の染織作家さん達の布や、まだ着物として仕立てられていない反物も、 キモノボードというアートにし、新たな命を吹き込みます。
伝統をまとう布が、時代を超えて人の心に触れて残る──
キモノボードは、そんな着物や帯の柄をアートとして次の世代や、世界の人たちにも伝えて行きたいと願っています。
ほら、そこにある宝物✨
みつけてあげてください!
👘見つけてくださった方からのご依頼の作品の一部をご紹介。
皆さまそれぞれが、大切な想いとともに、着物をお手元に残されています。
お母様の大切な着物を形見として姉妹で受け継いだり、着なくなったけれど思い出の詰まった一枚だったり、成人式の記念として残しておきたいなど──。
その想いのカタチは人それぞれですが、着物の柄は、そうした記憶や願いを未来へ引き継ぐ力も持っています✨

キモノボードは8月7日まで、クラウドファンディングに挑戦中なのですが、
ここであらたに「伝える」ことの大切さを見つめ直し、キモノボードのこれからも真剣に考えてみています。
「この活動に、本当に意味があるのか?」
そもそも、”着物に未来はあるのか?”
率直に言えば、今のままでは「厳しい」と感じている方も多いのかもしれません。
しかし、日本の民族衣装である着物、消えることはないでしょう?♥♥(*^^*)
でも──
さきほどもお話ししましたが、日本全国の家庭には、すでに数千万点もの着物が、使われぬまま眠っています。これは、誰のものでもない未活用資源であり、同時に、“個人の感情”という強い文脈を伴う文化資産です。
キモノボードは、着物愛好家や着物市場に向けたものではありません。
そのターゲットはむしろ、「着物に思いがあるけれど、行動できていない」そんな一般の方たちなのです。ここには、まだ見えていないけれど確かに存在する、“顕在化していない市場”があります。
これまで、その感情を形にする「心の装置」がなかったから・・・
リサイクルショップに持ち込んでいくらかで引き取ってもらっても、そのほとんどは活用されていないとも聞きます。
私は、「キモノボード」を通して、感情資産を価値に変えるそんな仕組みをつくれないか、と思うのです。
タンスの奥の着物を、“供養”ではなく、“再起”へ。
そんな新しい消費が生まれる可能性を感じてはいただけませんか?
わたしはキモノボードを通じて、着物の新しい文化を、仕組みへと昇華させたい。その挑戦に、投資という形で参加してくださる方も探しております。
わたしひとりは凡人です・・・ひとりでは、できないことばかりです。
けれど、投資力のある方々のお力が加われば、きっと、大きなウェーブが生まれると信じています。
👘キモノボードの企業様活用法
👘「ホテル・旅館」「観光業」「地域で文化やまちづくりに関わる企業様」
この取り組みを通じて、日本の美意識や伝統文化を現代の感覚で伝える姿勢を発信していただけます。館内装飾や空間演出としてキモノボードをご活用いただくことで、お客様に「ストーリーある空間体験」を提供することが可能です。地域に根ざした企業様にとっては、地元の空き家再生や、観光資源の創出にもつながるプロジェクトとして、「地元を応援する企業」としての姿勢をPRしていただけます。
👘「医療施設」や「一般企業の福利厚生」などのインテリア活用の企業様
医療施設やクリニック、福祉施設などにおいても、着物柄の持つやさしい色彩や和のデザインは、患者様・利用者様の心を落ち着かせる癒しの空間づくりにお役立ていただけます。また患者様の大切なお着物でも制作が可能なので、「文化的で心の通うケアを大切にしている施設」としての印象アップにもつながります。
さらに、一般企業様においては、社員の休憩スペースや来客スペースのインテリアとして取り入れていただくことで、働く人の感性や気持ちに寄り添う、心地よい職場環境の演出にもご活用いただけます。
キモノボードって何?から、キモノボードの意味、価値のお話まで、最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、キモノボードをどうぞよろしくお願いいたします。
店主 浜田アツ子